季節の養生法
リトゥチャリヤ

季節の分類

アーユルヴェーダでは季節を大きく2つ、その中で3つずつ計6つにわけます。それぞれの時期の特性を理解し、季節に合わせた食生活をすすめています。

アーダーナ(厳冬・春季・夏季)の6か月

厳冬~夏までは、太陽の光が強まり体力が弱まっていく時期としてます。

太陽の光によって世界から油性を奪い、激しい乾性をもった風が世界を乾燥させる。厳冬・春季・夏季の順に(弱・中・強の)乾燥状態を引き起こし、その順に苦味・渋味・辛味を増大させ、その順に人々の体力を(弱・中・強に)弱める。チャラカサンヒター第1巻第6章6

ヴィサルガ(雨季と秋季と初冬)の6か月

雨季~初冬までは太陽の力が弱まり、体力が強まっていく時期としています。

ヴィサルガ(雨季と秋季と初冬)には太陽は南に向かうので、その熱は時間・道・雲・風によって弱められる。月はその力を弱められることはなく、世界は熱を水によって鎮められるので、乾性でない味である酸味と塩味と甘味が(雨季・秋季・初冬の)順に増大し、人々の体力もその間に蓄積していく。チャラカサンヒター第1巻第6章7